こんにちは、鈴木正行です。
表面上はうまくいっている。
仕事も順調。
お金もある。
人間関係にも恵まれている。
それなのに、なぜかいつも不満があり、心のどこかが満たされない。
そういう人には、ひとつ特徴があると思っている。
「自分の原点に唾を吐いている。」

自分の親。
生まれ育った故郷。
昔いた会社。
人生の転機で関わった人。
まだ何者でもなかった頃に付き合っていた仲間。
成長したあと、それらを嫌いになって、なかったことにしようとする人がいる。
もちろん、距離を置くのは自由だ。
嫌な人と無理に付き合う必要もない。
ただ、
「あの時代は最悪だった」
「あいつのせいで人生を狂わされた」
「あんな場所にいた自分は恥ずかしい」
そうやって過去の一部を真っ黒に塗りつぶしてしまうと、結局否定しているのは、自分自身でもある。
だって、その過去を全部通ってきた結果が、今の自分だから。
俺にも、昔はいろいろあった。
追い詰めてきたチンピラもいた。
騙されたこともある。
裏切られたこともある。
でも今となっては、全部ネタだ。
騙されたなら、騙された自分にも見る目がなかった。
変な人と付き合ったなら、その人を選んだのも自分。
相手は相手の価値観で行動しただけで、俺とは価値観が合わなかった。
それだけの話だと思っている。
ここで大切なのは、
「相手の行動を肯定することではない。」
許すというのは、もう一度仲良くすることでも、何をされても我慢することでもない。
過去に自分の人生を支配させないということだ。
「あれも自分の人生だった」
そうやって自分の中で引き取ってしまう。
すると不思議なことに、昔の嫌な出来事まで、自分を作った材料になる。
笑い話にもなる。
誰かに伝えられる経験にもなる。
同じ失敗をする人を助ける知恵にもなる。
だから俺は、昔の失敗も黒歴史も消したくない。
全部あって今があるから。
成功した自分だけ愛するのは簡単だ。
失敗した自分。
騙された自分。
弱かった自分。
判断を間違えた自分。
そこまで含めて受け入れる方が、はるかに難しい。
でも、それができる人は強い。
人を恨み続けるより、
過去を否定し続けるより、
全部を自分の人生として回収して、前に進む。
そして、自分からまた人にギブする。
これを続けることが、本当の強さなんじゃないかと思う。
「過去を変えることはできない。」
でも、
「過去の意味は、今の自分次第でいくらでも変えられる。」
昔のことを全部ネタにできた時。
人はかなり自由になる。
動画:https://youtu.be/bNNJRK-s-ds
本日は以上。
