後からラクしたい人ほど、最初に力を入れる

ずっと頑張り続けるのは、しんどい。
できれば、早く成果を出して、後からラクになりたい。

そう思うなら、力を入れたいのは「初動」です。

これをイメージしやすい、面白い現象があります。

高い場所から、同じゴールに向かって球を転がす。

一つは、まっすぐな坂。
もう一つは、最初にぐっと急降下して、その後は緩やかになる曲線の坂。

距離が短いのは、まっすぐな坂です。
だから、そちらの球が先に着きそうですよね。

ところが、適切に設計された曲線の坂では、遠回りをした球のほうが早くゴールします。

これが「最速降下曲線」と呼ばれるものです。

理由は、最初の急な坂で一気にスピードがつくから。

その後の長い区間を速い状態で進めるので、距離が長くても先に到着できる。途中から坂が緩くなり、最後に少し上る形でも、先に着けるのです。

私は、ビジネスにも似たところがあると思っています。

最初のうちは、分からないことが多い。
慣れていないから、作業にも時間がかかる。
成果も見えないから、本当にこれでよいのか不安になる。

この時期に、思い出したときだけ少し触って、また間が空く。

それを繰り返していると、毎回「どこまでやったっけ?」から始まり、手応えを得るまでの時間も長くなります。

だから、初動で集中する。

まず一つ、成果が出るところまで。
行動して、反応を見て、直すところまで。

例えば物販なら、商品を調べ、出品し、お客様の反応を見ながら改善する。この一連の流れを、間を空けずに経験する。

そこで初めて一つ売れたら、手に入るのは売上だけではありません。

「自分が出品した商品を、お金を払って買ってくれる人がいた」

この事実が残ります。

何がよかったのかを考えられる。
次に試すことが見えてくる。
自分にもできるという自信がつく。

すると、次の行動が早くなる。

初動に力を入れるメリットは、単に作業が早く終わることだけではないのです。

成果から得られる経験や自信を、早い段階から使えるようになること。

ここが大きい。

まだ手応えがないまま頑張るのと、小さくても成果を実感しながら取り組むのとでは、気持ちが違います。

「やらなきゃ」が、
「次はどうなるんだろう」に変わってくる。

試したことが結果につながると、面白くなる。
面白くなるから、もっとやりたくなる。
さらに経験が増えて、判断も改善も速くなる。

この流れに入ると、結果が出るまでの時間は、ぐっと縮まりやすくなります。

しかも、初動で覚えた作業や、整えた手順は、その後も使えます。

出品の型ができる。
判断の基準ができる。
繰り返す作業を仕組みにできる。

だから、途中から負担を減らしても、成果につながる行動を続けやすくなるのです。

もちろん、力を入れる方向は大切です。

お客様の反応を確かめ、うまくいかないところを直す。その改善まで含めて、初動に力を入れる。

使える時間が限られているなら、まず一つの成果に集中するだけでもよいと思います。

最初に勢いをつければ、早く実績ができる。
実績が自信になり、自信が次の行動につながる。
そして面白くなれば、さらに深く取り組める。

後からラクになりたい。
できるだけ早く、成果のある毎日にしたい。

そのために、最初の一歩だけ、いつもより強く踏み込んでみる。

あなたが今、集中して手に入れたい「最初の成果」は何ですか?

動画:https://youtu.be/PCQr48PAlyg