「売れた!」
中国輸入を始めたばかりの頃なら、これほど嬉しい瞬間はありません。
でも、その直後にこうなったらどうでしょう。
「発送したいのに、商品がまだ中国から届いていない。」
売れたのに発送できない。
購入者からは、
「いつ発送されますか?」
と連絡が来る。
ここで対応を間違えると、せっかく商品が売れたのに、利益より先に信用を失います。
これは私自身、昔やってしまった失敗です。

2012年1月30日に書いた「発注、出品のタイミング。」という記事でも、このことを書いていました。
当時の私は、
「この商品は売れるか?」
「いくらで売れるか?」
「利益はいくら残るか?」
という、売るところばかりを見ていました。
でも物販では、それだけでは足りません。
物販は売れた後の方が忙しい。
商品を見つける。
中国へ発注する。
日本へ届く。
検品する。
出品する。
売れる。
梱包する。
発送する。
購入者に届く。
ここまで終わって、ようやく一つの取引が完了します。
ところが初心者の頃は、
「売れた=成功」
と思ってしまうんです。
違います。
売れた瞬間から、
「約束した商品を、約束した状態で、約束したタイミングに届ける」
という仕事が始まります。
たとえば、中国から商品が届く予定が10日後なのに、今日出品して3日後に売れたらどうなるか。
購入者は待たされます。
さらに中国側の発送が遅れたり、国際輸送で予定より時間がかかったりすれば、もっと遅くなる。
こちらからすれば、
「中国からまだ届かないから仕方ない」
かもしれません。
しかし購入者には関係ありません。
購入者が見ているのは、
「お金を払ったのに商品が届かない」
という事実だけです。
だから私は、発注するときに「仕入れ価格」だけを見るのではなく、
いつ届くのか。
いつ出品するのか。
売れたらいつ発送できるのか。
ここまで考えることが重要だと学びました。
そしてもう一つ大切なのが、
失敗した後に原因を振り返ること。
発送が遅れた。
評価を落とした。
クレームが来た。
そこで、
「運が悪かった」
で終わらせてはいけません。
なぜ遅れたのか。
発注が遅かったのか。
出品が早すぎたのか。
在庫管理が甘かったのか。
発送予定日の設定に無理があったのか。
原因が分かれば、次は直せます。
逆に原因を考えなければ、同じ失敗を何度でも繰り返します。
中国輸入では「売れる商品を見つける方法」を教える人はたくさんいます。
もちろん、それも大切です。
でも長く物販を続けるなら、
売る力と同じくらい、売れた後に信用を守る力が必要です。
一度の販売で数百円、数千円の利益を取ることより、
「この人からなら安心して買える」
と思ってもらえる方が、長い目ではずっと価値があります。
商品が売れた瞬間に喜ぶ。
それはいい。
ただし、その次に確認することがあります。
「今日、この商品が売れたら、私はいつ発送できるのか?」
この質問にすぐ答えられる状態で販売する。
昔の失敗を振り返ると、今でも物販の基本はここだと思っています。
動画:https://youtu.be/26RsYveUlgg
